第108回薬剤師国家試験　問34

前立腺肥大に伴う排尿障害を改善するタダラフィルの作用機序はどれか。1つ選べ。

１　ホスホジエステラーゼV阻害
２　アドレナリンα1受容体遮断
３　アドレナリンβ3受容体刺激
４　アセチルコリンM3受容体刺激
５　コリンエステラーゼ阻害

解答　１

タダラフィルはホスホジエステラーゼⅤ（PDE5）を阻害し、前立腺や膀胱、下部尿路の平滑筋内でcGMP濃度を上昇させます。
これにより前立腺の平滑筋が弛緩し、さらに血管拡張による血流増加を通じて、前立腺肥大症に伴う排尿障害の症状を改善します。