もとひろさん 4年
薬勉術体験記
私は、高校時代は暗記科目に対して苦手意識はほとんどなかったのですが、薬学部での暗記量の膨大さや一人暮らしになってからの時間の使い方などの問題について、自分では上手く適応することが出来ないと感じていました。
そのような中、薬学部の山場の一つと言われる三年生後期の試験勉強中に、大学の先生以外にも質問できる環境が欲しいと思い、初めて薬勉術に参加しました。
私が参加させていただいた時期は試験3週間前~10日前の直前期、もう軌道修正が効かないかもしれないと諦めかけていた時期だったのですが、質問に答えて頂くだけでなく、その時その時に応じた適切な勉強法を教えて頂いたおかげで無事に再試なしで乗り切ることが出来ました。
また、4年次になってからはCBT対策と定期試験対策の両立に不安を感じ、日々の計画など、より密な指導をして頂きました。模試の結果や自分の不安な点など考慮しつつ、CBTの配点に適した計画を立てて頂きました。
その結果、11月頭の全国CBT模試では75%、11月末の全国CBT模試では79%を取ることができ、本番のCBTまでは不合格に怯えることなく、ひたすら「どうすればもっと点が上がるか」ということのみに熱中できました。
私が薬勉術をやっていく中で特にありがたいなと思ったのは、より「薬学生に適した勉強法」を教わったことです。私はもともとルーズリーフに覚えたいことを全て書きまとめていくことが好きで、高校まではそれでも上手くやれていたと思います。しかし、薬学部は一回の試験における科目数も範囲も膨大ですし、実習や家事との兼ね合いも考えると、レジュメをうまく書きまとめていくのは難しかったです。
そのような中、録音勉強法などの家事をしながらでも、隙間時間にできるような暗記の仕方を教わることができ、無理に時間を作ることなく、スムーズに暗記ができるようになってきました。
成績を上げるために、勉強時間を増やすことは大切なことですが、自分に合っていない方法でひたすら勉強時間を増やすのは苦しい割に結果が伴わないという事態になりかねません。
薬学部でも重要な試験の多い3、4年のタイミングで勉強法を見直すことができて本当に良かったです。二年後の国家試験の勉強にも活かせたらと思います。